突然、「あなたは、自分を愛していますか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか?
「いいえ、私は何の取り柄もない人間です。だから、あまり自分のことを愛せません。」
かたや、
「自分に自信があります。私は自分を愛しています。」
という人もいます。
自分に対する見方は、人それぞれです。
でも自分を愛することは、幸せになる上でとても大切です。
どうしてそう言えるのか、これからお伝えしていきますね。
自分を愛することは幸せにつながるの?
もし、あなたが自分のことを愛することができないとしましょう。
そうすると、他の人との関係にどう影響を及ぼすか、考えたことがありますか?
もし、自分のことを愛せなかったり、自分の心が、罪悪感や自責の念で満たされているなら、そのような消極的な感情は、他の人に対する愛のない態度に表れるでしょう。
幸せを自分で壊すことになりかねません。
他の人を愛するには、
・ある程度の自尊心を抱く。
・自分を受け入れる。
・自分のことを笑えるようである。
このように自分を愛するなら、他の人との関係を損ないかねない内面的な不安を抱かなくてすみます。
幸せは、他の人との平和な関係からも得られます。
それで、
「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」
とあるように隣人すなわち身近な人を愛するには、まず自分自身を愛することが必要であるということがわかります。
自分自身の内面に平和や、安心感があることによって、他の人に優しさや同情心を示せるようになります。
ですから、幸せになるためには、自分を愛することが大切なんですね。
自尊心があれば幸せになれる?自尊心と幸せとの関係は?
先程、他の人を愛するには、ある程度の自尊心を抱く、ということが大切であるとわかりました。
自尊心とは、簡単に言うなら、自分を大切にする心です。
実際、誰でもある程度の自尊心を必要としています。
自尊心が弱いと、自分だけでなく、他の人も愛することが難しくなるでしょう。
しかし最近は、自尊心の弱い方が多くなってきています。
愛のない家庭で育った、という不幸な生い立ちや、自分に対する厳しすぎる見方も関係しているかもしれません。
ある程度の自尊心を抱くことは、幸せと大いに関係があり、本当に大切です。
では、どうすれば弱くなった自尊心を強めることができるでしょうか?
幾つか方法があります。
短所は、すぐに言えるかもしれませんが、長所は、ややもすると見過ごしてしまうかもしれません。
料理が得意。お菓子作りが好き。パンクしたタイヤの交換ができる。これも長所です。
誰かのために、自分を与えている。素晴らしいことです。
また、明るい、朗らか、親切、我慢強い、勤勉である……といった特質についてはいかがでしょうか?
注意すべき点ですが、自分を正しく評価する時に、自分を他の人と比べるのはやめましょう。
それぞれの能力は異なります。
むしろ、このアドバイスに従いましょう。
「一人一人、自分の行いについてよく考えましょう。そうすれば、人と比べて喜ぶのではなく、自分自身のことを喜べます。」
是非自分の良い点をたくさん見つけて、自分を愛してあげましょう。
向学心があるのはいいことなのですが、いつも高すぎる目標を設定すると、ひどく失望することになりかねません。
高い目標を立てた場合は、里程標となる短期的な、達成可能な目標を設けましょう。
そうするなら、高い目標も現実離れしたものではなくなるかもしれません。
自尊心は、物事を成し遂げた際の有益な副産物なのですから。
最後に
「自分を愛することが幸せにつながる」ということがわかっていただけたでしょうか?
平和な態度で、他の人に接するには自分自身の内面に平和がなければならないんですね。
また自分には価値がある、という適度で正しい自尊心を抱くことも、幸せと大いに関係があります。
それは自分を大切にする心を育み、自分を愛する助けになることでしょう。
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